アラフィフで、仕事を辞めたわたしは、思い出に浸る時間が山ほどあります。先のことは不安ですが、この時間は、大変な時期を共働きで頑張ってきた自分へのささやかな、ご褒美だと思っています。
次女が小さい時のことです。
中学年になった長女が友達の家に、お泊まりに行くことになりました。リビングでは、長女がお泊まり用のバックに、荷物を入れていました。すると、あわてた様子で次女が、遠足用のリュックを押入れから出してきて、何かを始めました。それを目の端で確認しながら、わたしは夕ご飯の用意を進めていました。
しばらくすると、長女が、脱衣場からタオルを持ってきました。すると、次女がさっと同じように脱衣場に行くではありませんか。戻ってきた次女の手にはタオルが‥。
ん?と、わたし。次に、長女が歯磨きセットを持ってリビングを横切りました。すると、後を追うように次女が歯磨きセットを探し始めました。
そうです。お姉ちゃんの真似をしてお泊まりの用意をしていたのです。
その後も、長女とシンクロしながら、パジャマ、下着、おまけのぬいぐるみまで次から次へとリュックに詰め込んでいく次女。
我が子ながら、なんと可愛い光景でしょうか。
しかし、その後、みなさんのご想像の通りのことが起こります。
長女:「だめったらダメ」
次女:「お姉ちゃんがいい(一緒にお泊まりに行 きたいの意味)」
結局、涙ながらに姉を見送る次女でした!