わたしの子育てのごめんねランキング一位は、長男のトイレトレーニングです。今思い出しても、長男には本当に申し訳ないことをしました。
当時、長男の2週間前に生まれた、知り合いの子どもが、トイレトレーニングを始めたと聞いて、"同じようにしなくては"と、思ってしまったのです。
子育てが終わった今考えると、なんてバカだったのだろうと思うのですが、当時のわたしは無我夢中でした。
育休中で、毎日アパートで息子と二人で過ごす日々。夕方帰ってくる旦那も、わたしも初めての子育てに戸惑う日々が続いていました。子育ての情報は、その知り合いからの話と、テレビくらいしかありませんでした。
トイレトレーニングの意味も、知らなかったわたしは、食いつくように知り合いの実践を聞きました。
まず、おまるを用意することからはじめました。
教えられた通りに、水分をこまめに与え、定期的におむつをとっておまるに座らせました。
なんの反応もなし。仕方なく、おむつを履かせると、まもなくおしっこが出ていました。また、水分を与え、時間を見ておまるに座らせる。反応なし。で、おむつを履かせるとおしっこが出る。
これの繰り返し。
練習を始めてまもなくして、知り合いと話をすると、順調におまるで、おしっこができているとのこと。
今考えると、話し相手がいない中、長男と二人だけの空間で育児に疲れていたんだと思います。
ある日、繰り返してもできない長男のお尻をパンって叩いてしまったのです。
「うわーん」って、泣く長男の声ではっと我に帰りました。なんてことをしてしまったのだろうと。泣き止まない長男を抱き上げて、わたしも一緒に泣きました。「ごめんね。ごめんね。」と
その後、しばらくぶりに会った友だちから、子どもにもペースがあること、いつかできるのだから焦っても仕方ないことを教えてもらいました。
先日長男に、「小さい時、お母さんがお尻叩いちゃったの覚えてる?」と聞きました。すると、「俺は覚えてないなあ。」と言っていました。
「ごめんね。」と、心の中で謝りました。